剣道や空手の道場ではスポーツ少年団という形態を取られている道場が多くあります。
スポーツ少年団の運営者のほとんどは道場が本業ではなく、地域の青少年育成などのために、比較的安い会費で運営しているのが現状かと思います。

そのような状況のため、製作費や維持費がかかるHPを持たずに運営されているスポーツ少年団が多く見られます。
ですが、そのようなスポーツ少年団であってもこれからの時代はHPが必要になってきます。
そこで、今回のコラムではスポーツ少年団の現状をお伝えしつつ、HPが必要な理由をお伝えします。

このコラムを書いた人
大谷悟
  • 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
  • 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
  • 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
  • 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
  • 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
  • 自身も武道有段者で道場で指導中
  • 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる

スポーツ少年団の現状

まず初めにスポーツ少年団の現状についてお伝えさせていただきます。
こちらのグラフにあるように、スポーツ少年団の団員数は減少の一途をたどっています。

引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2023070600779&g=spo

ピーク時の1986年に比べると2022年時点では約半分に減ってしまっています。
実際に鹿児島県の剣道スポーツ少年団では団員不足のため、50年以上続いた大会が開催されなくなる等の影響が出ています。

これから少子化が進むことで、ますます団員は減少してしまう恐れがあります。

スポーツ少年団員が減るとどうなるのか?

では、スポーツ少年団の団員が減るとどのような事が起こるのでしょうか?
人数が少なくなるということは、スポーツ少年団の数に対して団員候補の数が増えることを意味します。

つまり、需要(団員候補)と供給(スポーツ少年団)でいうと供給の方が上回る形になるので、スポーツ少年団間での競争が激しくなり、団員を確保できないスポーツ少年団は存続が難しくなる状況が予想されます。

これからのスポーツ少年団に必要な事

これまでは特に何もしなくとも、学校の繋がりや友達・兄弟などの紹介である程度の人数が確保できているスポーツ少年団もあったかと思いますが、これからは前述したとおり、団員候補が減ることで競争が激しくなります。

そのような状況では「選ばれる」スポーツ少年団である必要があります。
選ばれる要素は指導者が優れている。雰囲気が良い。など様々ありますが、どれも相手に伝える手段が無いと情報が届くことはありません。
そこで、必要になってくるのがHPです。HPで情報を発信することで、団員候補に情報が届き、「選ばれる」スポーツ少年団になることができます。

ちなみに、SNSがあるからいいのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、SNSとHPの違いについてこちらの記事にまとめていますので、良かったらご覧ください。

今の状況はチャンス?

現在、スポーツ少年団でしっかりとしたHPを持っているところはそこまで多くなく、過去に作ってそのままのものや、そもそもHPが無い団体も多くあります。

そのような状況で、しっかりと魅力が伝わるようにプロが作成したHPを持つことは他のスポーツ少年団との大きな差別化になり、スポーツ少年団の存続に貢献します。

また、本業でない以上、維持費をかけることが難しいという状況の方が多いかと思いますが、冷静に考えると費用対効果は合う可能性が高いです。

例えば、月の会費が2,000円でHPの維持費が月6,000円だとしたら、HP経由で3人入会すれば元が取れて、4人目以降はプラスになります。

まとめ

今回のコラムではスポーツ少年団でもHPが必要な理由をお伝えしましたが、思っている以上にスポーツ少年団が置かれている状況は深刻です。

地域に密着して数十年の歴史があることも少なくない武道のスポーツ少年団を絶やさないためにも新しい取り組みを行って存続させてもらえたらと思います。

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