「体験には来てくれたけど、その後何も連絡がない…」
そんな悩みを抱えていませんか?

  • 体験の申し込みは増えているのに、入会率が低い
  • どのように連絡すればいいのかわからない
  • メールやLINEを送っても反応がない

このようなお悩みをお持ちの道場長の方は多々いらっしゃいます。

ですが、体験後のフォローの仕方ひとつで入会率は大きく変わります。
本記事では、体験後に送るべき連絡の内容・タイミング・送信手段について解説し、実例も紹介します。

このコラムを書いた人
大谷悟
  • 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
  • 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
  • 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
  • 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
  • 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
  • 自身も武道有段者で道場を運営
  • 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる

なぜ体験後のフォローが入会を左右するのか?

保護者は体験に参加しただけでは「入会の決め手」が不足していることが多く、
迷っている間に他の習い事や家庭事情が優先されてしまいがちです。

「自分から連絡するのも少し気が引ける…」という心理も働き、
そのままフェードアウトしてしまうケースも多くあります。

つまり、こちらから適切なタイミングで丁寧なフォローをすることが、入会の後押しにつながるのです。

保護者に好印象を与えるフォローの3つの工夫

体験の翌日中に「お礼と振り返り」のメッセージを送る

体験直後の印象が新しいうちに、お礼+体験の様子に触れたメッセージを送ると、記憶に残りやすく好印象です。

例文:
昨日は体験にご参加いただき、ありがとうございました!
○○くん(ちゃん)は、初めてとは思えない集中力でしっかり取り組んでくれていました。
ご家庭でもご様子いかがだったでしょうか?ご質問などあれば、いつでもご連絡くださいね。

2〜3日後に「案内と質問受付」を含む連絡を送る

検討中の保護者に向けて、入会案内と質問しやすい雰囲気を作るメッセージを送りましょう。

例文:
もしご入会をご検討されているようでしたら、今週末までにご連絡いただけますとスムーズにご案内できます!
持ち物・月謝・今後の流れなど、ご不明な点がありましたら、なんでも聞いてください!

1週間後に「気になることはありませんか?」と声をかける

本音としては「気になっているけど迷っている」方が多いため、最後の一押しとして自然な声かけをしましょう。

例文:
体験から1週間ほど経ちましたが、お子さまのご様子はいかがでしょうか?
もし気になる点などあれば、いつでもご連絡いただけたら嬉しいです。

どのツールで送る?連絡手段の選び方

連絡手段はLINEだけでなく、メール・SMS・紙の案内など複数の選択肢があります。

連絡手段メリット注意点
LINE既読確認ができ、気軽にやり取りしやすいブロックや通知オフの可能性あり
メール文章量を多く伝えられ、正式感もある見落とされやすく返信が遅いことも
SNS短く伝えるには最適で開封率が高いURLを送る場合は警戒されることも

保護者の連絡スタイルに合わせて、複数の手段を併用するのが理想的です。

実例紹介:写真や動画を活用して印象に残すフォロー

ある道場では、体験時の稽古風景をスマートフォンで撮影し、
保護者の許可を得たうえで、LINEやメールで動画や写真を送信しています。

「こんなに真剣な表情、普段見たことがない」
「うれしそうにしていた理由がよくわかった」
「見学できなかった家族に見せられて良かった」
といった声も多く、そのまま入会につながることも珍しくありません。

写真や動画があることで、言葉だけでは伝わらない道場の雰囲気や指導の様子が
視覚的に伝わりやすくなり、入会の判断を後押しできます。

まとめ|体験後のフォローは「丁寧な気配り」で差がつく

体験申込が入会につながるかどうかは、体験後のフォローがカギを握っています。

LINEでも、メールでも、SNSでも、大切なのは、相手の気持ちに寄り添いながら、必要な情報と安心感を提供することです。

  • お礼+振り返りのメッセージを翌日中に送る
  • 2〜3日後に入会案内や質問受付のご案内をする
  • 1週間後に「気になる点がないか」そっと声をかける

この“ちょっとしたフォロー”の積み重ねが、道場への信頼と入会につながります。
ぜひ、あなたの道場でも実践してみてください。