皆さまの道場は体験練習や入会の問い合わせが定期的に来ていますか?
道場によってはここ数ヶ月、問い合わせが無い・・・。という道場もあるかもしれません。
そこで、今回のコラムでは道場の体験が来ない意外な理由についてお伝えします。
長年、武道をしていると見落としがちなポイントなので、ぜひ、最後までご覧ください。

このコラムを書いた人
大谷悟
  • 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
  • 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
  • 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
  • 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
  • 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
  • 自身も武道有段者で道場で指導中
  • 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる

思っている以上に道場の敷居は高い

体験が来ない理由は様々ありますが、今回、取り上げてお伝えするのは武道未経験者にとって道場という場所は敷居が高いというものです。

道場を運営されている方や道場で指導している方は長く道場にいるため、見落としがちですが、未経験者の方にとって道場というのは非日常な空間です。
また、道場=武道=怖いというイメージを持たれる方も多く、思っている以上に道場に来ることは 勇気がいります。

この感覚のズレをしっかりと認識しておかないと、体験を促すときに敷居の高さというハードルを外すことができません。

初心者が行ってもいいという安心感が重要

それでは、敷居の高さを減らすにはどのようにしたらいいのでしょうか?
ここでは2つの方法をご紹介します。

道場の雰囲気を伝える

一つ目は実際の道場の雰囲気をHPやSNSで伝えるというものです。
SNSの投稿などは頻繁に行っている道場は多いと思いますが、その投稿で経験者向けの技術解説などばかり投稿してしまうと、初心者の人のハードルは下がりません。
目的を持ってSNS投稿することが大切です。

SNSについてはこちらの記事でより詳しく解説していますので、良かったらご覧ください。

体験会などの企画をする

2つ目は体験会などの企画をするというものです。
ほとんどの道場では「体験大歓迎」「体験いつでもOK」などとHPやSNSで呼びかけてると思いますが、初心者の人からすると「私が体験に行った時に周りは経験者ばかりだとどうしよう」などと不安になることがあります。

そこで、体験会などの企画をすることで「この日は初心者の人が来ても大丈夫ですよ」と強くアピールすることができます。

道場全体が初心者を受け入れる日であることを強調することで体験者のハードルを下げることができます。

まとめ

道場に長くいると、その空間は日常的なものになってしまい、未経験者の方と感覚のズレが生じてしまいます。
ご自身が思っている以上に道場という空間は非日常であることを意識しながら情報発信や体験会などの企画を行うことで、体験者のハードルを下げ、体験獲得につなげて頂けたらと思います。