皆様の道場では会費をどのように集金していますか?
月謝袋を使って現金で集金したり、口座の自動引き落としを使っているなど様々な方法があるかと思います。
お金のやり取りが発生する会費の集金はトラブルの原因になったり、道場長側の負担が大きくなることがあります。
そこで、今回のコラムでは道場での会費集金方法についてそれぞれの方法のメリット・デメリットをお伝えします。
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道場の会費集金方法
現金・月謝袋
個人で道場をしていたり規模がそこまで大きくない道場でよく見られるのが現金を月謝袋に入れて渡す方法です。
メリット
この方法のメリットは後述する自動引き落としや決済システムのような面倒な手続きをしなくて済むことです。
封筒さえあれば、そこに費用を書いて持ってきてもらうだけなので、最も簡単に導入できる方法といえます。
デメリット
デメリットは道場長側の負担が大きいとことです。
毎月、封筒を用意して渡す手間はもちろん、未納の会員がいたら催促をしないといけなかったり、保護者が送迎をしない場合は子供に現金を託さないといけなくなることも不安要素になります。
口座自動引落し(口座振替)
次の方法は会員の口座から道場の口座に自動で振り込みをする口座引き落としです。
金融機関が提供しているサービスを利用したり、決済代行業者を使って口座引き落としの契約をすることで導入できます。
メリット
現金の集金方法と異なり現金を扱わなくて済むことがメリットです。
また、最初の手続きを済ませることで自動で引き落とされるので、都度催促をする必要もなくなります。
デメリット
この方法のデメリットはサービスにもよりますが、一定の手数料が発生することと最初の手続きが面倒というものです。
特にゆうちょなどの自動口座引き落としは会員が自ら郵便局に行って手続きをしないといけなかったりと、負担が大きいことがあります。
また、口座の残高不足などで、引き落としができない際に、自動で催促メールがいくなどのシステムがなく、最終的に道場長自身が催促をしなければいけない場合もあります。
自動決済サービス
最後にご紹介するのは、最近、道場でも導入が増えている決済サービスです。
有名なサービスでは「会費ペイ」や「サブスクペイ」などがあります。
メリット
決済サービスのメリットは導入のしやすさと自動催促メールや口座引き落とし・クレジット・コンビニ払いなど豊富な決済方法を選べることです。
導入もオンラインで手続きが完結し、導入後も会員が簡単な手続きで自動決済をすることができます。
また、決済方法が豊富にあるため、会員の満足度も向上します。
デメリット
決済サービスのデメリットは他の方法に比べて手数料が高くなるという点です。
サービスにもよりますが、1回の決済で数百円、プラス決済金額の数%という金額感になります。
会員が少ないうちはそこまで負担は無いですが、会員が多くなると道場側の負担が大きくなってきます。
おすすめの方法
それぞれの方法にメリット・デメリットがありますが、お勧めなのは最後に紹介した自動決済サービスになります。
理由はこれまでの道場運営では月謝袋なども受け入れられていましたが、最近のキャッシュレス化も普及もあり、会員の中でも現金を敬遠する傾向があります。
今は会員数が少なくて現金のやり取りですんでいるという道場も今後人数を増やして規模を拡大させたいと考えている場合は早い段階で、大人数にも対応できるシステムを導入することをお勧めします。
まとめ
今回のコラムでは、道場の会費集金方法についてお伝えしました。
どの方法もメリット・デメリットがありますが、今の方法が問題ないから大丈夫と慢心せずに、今後の道場の運営を見据えて道場に合った方法を選んでいただければ幸いです。