HPやSNSから体験の申し込みが入り、体験には来てくれるけど、なかなか入会してくれない・・・。
このような経験はないでしょうか?
体験練習は道場に入ろうか悩んでいる人にとって始めて道場の雰囲気を感じる場面なので、この時の対応次第で入会するかしないかが決まる大切な場面です。
もし、あなたの道場で体験から入会に繋がらないケースが多く起きている場合は、体験の時にアピールすべきポイントが間違っている可能性があります。
このコラムでは体験練習の際にアピールすべきポイントをお伝えしますので、ご自身の体験の時の対応と比べることで入会率の改善に繋がれば幸いです。
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体験者が知りたいこととは?
そもそも、道場に体験に来た人が知りたいこととは何でしょうか?
道場の雰囲気やどんな練習をするか、自分が練習についていけるかなど様々ありますが、ここでは、体験者が子供の場合と大人の場合に分けて考えていきたいと思います。
体験者が子どもの場合
体験者が子どもの場合は子どもの視点と保護者の視点の両方を考える必要があります。
特に最終的な入会の決定権を持っているのは保護者なので、保護者の視点を重視する必要があります。
今回のコラムでは保護者が知りたいことについてお伝えします。
保護者が体験で知りたいことは「この道場に入ることで子どもがどう変わるか」です。
表面的には保護者は武道を子どもに習わせたいと思っていますが、その裏側には「武道を習わせて子どもを変えたい、成長させたい」という願望があります。
体験者が大人の場合
体験者が大人の方で体験の際に知りたいことは「武道を始めて自分がどう変わるか」です。
保護者の視点と同じく、表面的には武道を習うことが目的ではありますが、習うことで自分や今の生活を変えたいという欲求を抱えています。
アピールすべきポイント
続いて、保護者・大人別に体験練習の際にアピールすべきポイントを解説します。
保護者へアピールすべきポイント
保護者は「子供がどう変わるか」を気にしていますので、変わった子供の姿をイメージしてもらうことがポイントになります。
具体的には、少し先に始めた子どもや長く続けている子どもの稽古を見せることで自分の子どもがこの道場に入会したらこの子達のようの礼儀正しく上手になるんだというイメージを持ってもらうことが大切です。
保護者の方は体験をしている自分の子どもの様子も見ますが、意外と周りの子ども達がどのような子かということを気にしていますので、体験に来た子ばかりに気を取られずに既存の子ども達の稽古風景がどう見えているかを意識してみましょう。
大人の体験者へアピールすべきポイント
大人の体験者の方もは武道を始めることで自分がどう変わるか、生活がどう変わるかを知りたいと思っています。
ですので、道場の体験者の方と同じくらいの世代の方に武道を始めて良かったことや変わったことを話してもらうことが効果的です。
もし、そのような方がいない場合は、自身の経験やこれまで教えてきた方の話をすることも良いでしょう。
体験練習というと体験の方にどんな練習をしてもらおう?どれくらいまで体験してもらおうかな?と稽古の中身に気を取られがちですが、意外と稽古の合間でお伝えしたような話をすることが体験者の心をつかむポイントになります。
まとめ
このコラムでは保護者と大人の体験者に分けてアピールすべきポイントをお伝えしました。
体験の時は、どうしても自身の武道の素晴らしさや楽しさをアピールしがちですが、体験者はその武道そのものに加えて「この道場に入るとどうなるか?」を気にしています。
自身の武道について伝えたらセットで「この武道を続けるとこうなりますよ」というコメントを付け加えてみてください。