皆様の道場では体験練習が入ったときにどのような稽古をしていますか。

  • 普段通りの稽古をする
  • 初心者にも分かりやすいような稽古をする

道場毎に様々な方法を取られていると思いますが、今回のコラムでは入会率を上げるという観点でおすすめの稽古方法や考え方をご紹介します。

体験には来るけれど、なかなか入会に繋がらないという方の参考になれば幸いです。

このコラムを書いた人
大谷悟
  • 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
  • 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
  • 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
  • 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
  • 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
  • 自身も武道有段者で道場で指導中
  • 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる

入会率を上げるための考え方

具体的な稽古内容の前に体験練習の際に大切な考え方についてお伝えします。

専門用語などをしっかりと説明する

体験に来るほとんどの方はその武道についての知識がありません。

ですが、多くの道場の体験練習の様子を見ていると、専門用語をいつもの稽古の感覚で使ってしまうことがあります。

例えば、空手道場で挨拶をするときに「押忍」を言うことや、稽古の最後に道場訓を復唱するなど、慣れている人からすれば当たり前のことでも、体験の人からすると、初めてのことで説明が無いと戸惑うことがあります。

このような状況を防ぐために、多少時間がかかってもしっかりと説明することが大切です。

体験者の不安や疑問をどれだけ解消できるかが入会率アップのポイントです。

おすすめの稽古内容

続いておすすめの稽古内容についてお伝えします。

演武をするイメージ

体験の際の稽古内容は道場の方針にもよりますが、おすすめは演武をするようなイメージで、その武道や道場の魅力を伝えることです。

体験の人にとってはその武道との初めての接点になるので、できるだけ多くの魅力を伝えることで、入会につながる可能性が高まります。

師範自ら技を見せたり、師範以外の稽古生でもその道場の黒帯や上級者が技を見せてしっかりと魅力を伝えましょう。

まとめ

今回のコラムでは入会率を上げるための体験練習の考え方や稽古内容をお伝えしました。

道場の広報がうまくいき、体験の申込があっても最終的に入会に繋がらないと会員増加にはなりません。

今回お伝えしたことを参考に体験練習の内容を工夫して入会率の上昇に繋げていきましょう。