道場などの習い事は子供より大人の方が集客に苦労する傾向があります。
それは、大人よりも子どもの習い事需要が大きいことが一因ですが、一方で大人の会員も多く在籍している道場もあります。
そこで、今回のコラムでは大人の会員を増やしたい方の参考に、大人の会員が多く在籍している道場の稽古時間の特長を紹介します。
- 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
- 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
- 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
- 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
- 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
- 自身も武道有段者で道場で指導中
- 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる
開始時間を変える
大人が習い事や趣味を始める際に検討するポイントは時間と場所です。
場所については、簡単に変更することはできませんが、時間については変更の余地があります。
実際に稽古時間を変えて大人の会員が増えた道場の例をご紹介します。
この道場では、もともと大人クラスを19:30~21:00にしていましたが、仕事終わりに開始時間に間に合わず20時くらいから稽古に参加する会員が多かったため、20:00~21:15に変更したところ、既存会員の満足度が上がるだけでなく、新規の会員も増やすことに成功しました。
実際に会員に話を聞くと
- 新規会員
19:30だと間に合わないけれど20時スタートなら間に合うから入会した。 - 既存会員
19:30スタートだと間に合わず、遅れて参加するのも申し訳ないからお休みする日もあった
というようにプラスの反応がありました。
空いた時間の活用方法
この道場の場合、開始時間を30分遅らせることで新規や既存の会員の満足度を上げることに成功しましたが、30分時間が空いてしまうほか、これまでの時間で来れていた人にとってはマイナスの面もありました。
そこで、19:30~20:00を自主稽古として道場を開放することで、その時間に来れる稽古生の満足度を上げることにも成功しました。
このように開始時間を工夫することで、新規や既存会員にとってプラスになることがあります。
まとめ
今回のコラムでは大人向けの稽古時間についてお伝えしました。
今回お伝えしたのはあくまでも一例で道場の立地や駅からの距離などによって、仕事帰りに間に合うかどうかは決まります。
それぞれの道場に合わせて、会員が無理なく参加できる時間帯に設定して大人の会員が参加しやすい環境を作っていきましょう。