道場の集客でよく使われるチラシ。
実際にチラシを撒いたら新規入会に繋がる道場もあれば、問い合わせなどの反応が無い道場もあると思います。

そこで、今回のコラムでは入会や体験に繋がるチラシ作りのポイントをお伝えします。

このコラムを書いた人
大谷悟
  • 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
  • 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
  • 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
  • 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
  • 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
  • 自身も武道有段者で道場を運営
  • 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる

道場チラシのターゲット設定方法

道場のチラシでよく拝見するのが、
「子どもから大人まで誰でも始められます!」
「老若男女問わず楽しめる!」
のような、文言です。

一見するとより多くの人がチラシの対象になり、良いように感じますが、実際はターゲットが広すぎて誰にも見てもらえないという可能性があります。

人は自分の事だと思わないと興味を持ってくれないので、園児、小学生、中学生、20代男性、40代女性などのように、対象年齢と性別まで絞ってターゲットを決めることが大切になります。

例えば、小学生をターゲットにした場合、「小学生の習い事に最適!礼儀や体力も身につく〇〇道場」と具体的な価値を伝える表現にしましょう。
このように、対象年齢や性別を絞ることで、チラシを手に取った人が自分に関係する情報だと認識しやすくなります。

道場チラシで避けるべきNGフレーズとは

上記の文言にのほかによく道場のチラシ見かけるのは「会員募集中!」という文言です。

こちらについては、色々な考え方がありますが、入れる必要はないと考えています。

理由としては、会員を募集しているのは”道場の都合”であってチラシを取った人には関係の無い話だからです。

チラシを取ったひとは道場に会員として所属して道場に貢献したいのではなく、自分や子供の習い事を探しています。

ですので、「会員募集中!」の文言を入れるスペースがあれば、道場の魅力などを伝えるスペースにした方が良いです。

もしくは、「会員募集中!」ではなく、「気になる方は無料で体験できます」のように、チラシを取った人のアクションに繋がる文言を入れることがおすすめです。

期間限定であることを伝える

チラシを手にした人はそのまま捨てるか、目を通すかという2択になります。
そこで、目を通してもらえたら次は、後で見るように取っておくか、申込などの行動に移るかの2択になります。

そんないくつものハードルを乗り越えるには、「〇〇日まで無料体験可能!」や「今月限定の入会特典あり!」といったフレーズが効果的です。

具体的な締切日を明記することで、チラシを読んだ人に「今申し込まないと損」と感じてもらえます。

いつでも体験可!などにすると結局いつまで経っても体験せず、そのままスルーされてしまうので、期限を決めて行動を促すことが大切です。

まとめ

効果的なチラシを作るには、単に情報を詰め込むだけではなく、ターゲットを絞り、読者にとって価値のあるメッセージを伝えることが重要です。
また、「いつでもOK」ではなく、期間限定の要素や具体的なアクションを促す文言を取り入れることで、反応率を高めることができます。

チラシは道場の魅力を伝える「第一印象」として大切な役割を果たします。
その目的は情報を届けるだけでなく、「行動を促す」ことです。
ターゲットに響くデザインやメッセージを工夫して、効果的なチラシを作成し、道場の新規入会や体験申し込みに繋げていきましょう。