皆様の道場では会員の方とのやり取りに何を使っていますか?
最近ではLINEでグループを作ってやり取りをしている道場を多く見かけます。
LINEは普段から使っていて、写真や動画も簡単に送れるので連絡用に使う気持ちはとてもよく分かります。
ですが、そんな便利なLINEでも実は思わぬトラブルに発展するリスクがあります。
そこで、今回のコラムでは道場の連絡にLINEグループを使うデメリットをご紹介します。
もちろんデメリットだけでなくメリットもありますので、道場の状況に応じて使い分けて頂けたらと思います。
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LINEグループのデメリット
LINEグループには2つのデメリットがあります。
それぞれ、順番に解説していきます。
会員同士の連絡先が分かってしまう
一つ目のデメリットは会員同士の連絡先が分かってしまうというものです。
LINEグループでは、グループに誰が入っているか分かるようになっているので、その気になれば、グループ内の誰にでも連絡を取ることができます。
このように会員の連絡先が分かる状態だと、個別に連絡を取り最悪の場合、ストーカー行為等に発展するリスクもゼロとは言えません。
もちろんLINEの設定で友だち以外はブロックしている場合は大丈夫ですが、意外とその設定をしていない人は多いように感じます。
会員の負担になる
2つ目のデメリットは会員にとって負担になるというものです。
皆さんも経験があるかと思いますが、LINEは通知が多すぎて負担に思う場面が多々あると思います。
道場のグループで誰かが発言してそれに対するやり取りが続いた場合、関係のない人からすると不要な通知がなり続けることになります。
その他にも誰か一人がコメントしたら私もコメントしないといけないのかな?と考えて負担になることがあります。
LINEグループのメリット
先にデメリットをお伝えしましたが、もちろんメリットもあります。
LINEグループのメリットは使うことの手軽さにあります。
例えば、習い事専用の連絡アプリなどもありますが、道場側が使い方を覚えるところから始まり、同じツールを使う会員の方々も使い方を覚える必要があります。
その点、LINEであれば、ほとんどの人が日常的に使っているので、使い方を覚える必要が無く簡単に使うことができます。
おすすめの方法
メリット・デメリットそれぞれあるLINEですが、結論としては道場の連絡にLINEグループを使うことはおすすめしません。
理由は使いやすいなどのメリット以上にトラブルに発展するデメリットの方が大きいからです。
では、何を使って会員と連絡を取ればいいのでしょうか?
おすすめなのはLINEと同じ会社が提供しているBANDというアプリです。
使い勝手はほとんどLINEと変わりませんが、個人感でトークをできないように設定したり、掲示板のように一方通行のやり取りをすることができます。
また、LINEのアカウントがあれば、BANDのアプリをインストールするだけで使い始められる手軽さもあります。
実際にご支援させて頂いている道場でもLINEのグループからBANDへ移行する道場が増えています。
BAND公式サイトに使用例がありますので、ご興味がある方はこちらのリンクからご覧ください。
まとめ
便利な反面、思わぬデメリットもあるLINEのグループ。
人数が少なく、会員同士の人間関係も良好なうちは大きなトラブルにはならないと思いますが、道場が発展して人が多くなると一定の確率でトラブルが発生します。
トラブルが発生してから対応するのではなく、人数が少ないうちから対策を取っておくことをお勧めします。