皆様の道場では、〇年には会員〇人のように、具体的な目標を設定していますか?
企業であれば、売上目標のように設定していることがほとんどですが、道場になると設定している道場は少ないのが現状です。
そこで、今回のコラムでは、道場が数値目標を設定すべき理由3選と重要性について解説します。
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- 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
- 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
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- 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
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- 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる
数値目標とは?
数値目標を設定する重要性について解説する前に、道場における数値目標にどのようなものがあるかお伝えします。
数値目標は大きく分けて会員数・指導員数・道場数の3つがあります。
どの数字も道場を発展させるには必要な数字でこの3つの数字が伸びることで、安定した道場運営を行うことができます。
数値目標を設定する理由
続いて、本題の数値目標を設定する理由を3つお伝えします。
現役でいられる時間が限られている
一つ目の理由は現役でいられる時間が限られているからです。
道場での指導は会社員のデスクワークと違い、体を動かす必要があり、かつ、教えている武道によってはハードな動きを求められるものもあるため、通常の会社員よりも働ける期間(現役)が短くなる傾向があります。
そのような状況で、目標を設定しないまま道場運営をしていると、人数が増えないまま時間だけが過ぎて、指導する体力が無くなり道場を続けられなくなった・・・。という事態を招きかねません。
自分が現役でいられる年数から逆算し会員数や指導員数などの目標を設定することで、時間切れになるリスクを避けることができます。
優先順位をつける
2つ目の理由は優先順位をつけるためというものです。
道場運営では普段の指導に加えて事務作業や既存会員の対応など、思いのほかしなければいけないことが多くあります。
このような状況では取り組む内容に優先順位をつける必要があります。その時の基準となるのが、数値目標です。
「あと〇か月で〇人会員を獲得しないといけないから、今月は会員増加のためのキャンペーンに力を入れよう。」というように、取り組む内容に優先順位をつけることができます。
モチベーションを維持する
3つ目の理由はモチベーションを維持するためというものです。
道場運営を長く運営していると、「いつもこのくらいの人数だから、まぁいいか」と現状に満足してしまう傾向があります。
道場を開いた目的が、道場の拡大ではない場合は問題ないと思いますが、道場の拡大を目指している場合、現状維持は危険です。
なぜなら、ご自身の現役でいられる時間は確実に減っているからです。
現状に満足せず、常に拡大させるモチベーションを維持するためには数値目標を設定して自分の道場の目標までの現在位置を把握する必要があります。
まとめ
今回のコラムでは道場で数値目標を設定すべき理由3選と重要性について解説しましたが、一番大切な視点は1つ目の理由の現役でいられる時間が限られているというものです。
若いうちから指導をしていると自分がいつまでも指導できると錯覚しがちですが、必ず指導できなくなる時はやってきます。
その時に後悔しないですむように早い段階で数値目標を設定して、日々取り組む内容に優先順位をつけ、モチベーション高く道場を運営していきましょう。