道場に子供が体験に来たけど中々入会しない・・・。
こんなお悩みを抱える道場長は少なくありません。
子供の習い事の場合、始めるか始めないかの決定権を持っているのは親になります。
つまり、体験の時には子供にはもちろんですが、親にも武道の魅力を伝える必要があります。
そこで、今回のコラムでは武道の魅力を子供の親に伝えるためのポイント3選をご紹介します。
言われてみれば当たり前のことが多いですが、意外と体験などの短い時間で伝えきれない事もありますので、興味がある方は、ぜひ、最後までご覧ください。
- 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
- 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
- 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
- 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
- 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
- 自身も武道有段者で道場で指導中
- 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる
子供の成長をイメージさせる
親が武道を習わせる目的は、武道を始めさせることではなくて、武道を通して子供を成長させることです。
ですので、体験の時などは、武道を始めることで子供がどう成長するかを伝えてイメージしてもらう必要があります。
ご自身の武道そのものの魅力を伝えるのも大切ですが、その武道をすることで子供にとってどういうプラスの効果があるのかまで踏み込んで伝えることが大切です。
例えば、
「道場では〇〇という技を修得するために××という稽古をします。」ではなく、「道場では〇〇という技を修得するために××という稽古をします。そうすることで、子供は□□のように成長していきます。」というように、子供への良い影響まで伝えるようにしましょう。
他の習い事との違いを伝える
ほとんどの子どもたちが色々な習い事を比較して、始める習い事を決めます。
そこで大切なのは武道が他の習い事とどう違うかを伝えることです。
例えば「体をたくさん動かすので、身体能力が上がります。」だと、サッカーや体操教室でも同じでは?と決め手に欠けてしまいます。
武道が他の習い事と何が違うのか?さらに言うと同じ武道の中でも自分の道場や流派は他の武道と何が違うのかをしっかり言語化して伝えられるようにしておく必要があります。
親の不安を解消する
武道に限らず、習い事を始める時は親は次のように様々な不安を抱えています。
「道場にちゃんと通い続けることができるだろうか」
「師範の言うことをちゃんと聞けるだろうか」
「この道場の師範は信頼できるだろうか」
このような不安を一つ一つ取り除くことで、武道の魅力が伝わり入会に繋がります。
逆に言うと不安が多く残っている状態だと、入会には繋がりません。
すべての不安を取り除くことは難しいですが、体験の合間に「何かご不明な点はございますか」「何かご不安に感じることはございますか」と声をかけることで、その場で不安を解消できるケースがあります。
まとめ
今回のコラムでは親に武道の魅力を伝えるポイント3選をご紹介しました。
武道の魅力がしっかり親に伝わることで子供の入会率が上がってきます。
ご自身では当たり前だと思っていることも道場が初めての親にとっては分からないことも多々あります。
これは言わなくても分かるだろうと先入観を持たずにしっかりと武道の魅力を伝えていきましょう。