道場では少年部や一般部など様々なクラスがありますが、その中でも会員を増やすという観点からおすすめなのが家族会員です。

今回のコラムでは家族会員を作るメリット3選をご紹介します。

このコラムを書いた人
大谷悟
  • 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
  • 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
  • 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
  • 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
  • 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
  • 自身も武道有段者で道場で指導中
  • 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる

メリット① ターゲットを広げることができる

道場などの習い事は大人よりも子どもの方が需要が大きく、子どもと大人を同時に募集していると子どもが多くなる傾向があります。
そこで、家族会員を作ることで、純粋な新規以外に、既存会員の子どもの親をターゲットに広げることができます。

特に子供が先に始めている場合は道場への理解があり、師範や指導員との信頼関係が築けていることが多いので、純粋な新規会員よりも入会のハードルが低くなります。

大人がなかなか集まらないという場合は家族会員を作ることで既存会員の親にアプローチしてみてください。

メリット② 家族割引で入会・継続率が上がる

道場の入会を検討する際に必ずチェックされるのが会費などの金銭的な負担です。
ここでも、家族会員限定の家族割引を作ることで、入会のハードルを下げることができます。

人間の心理では「損をしたくない」という感情が強いため、家族会員になれるという有利な条件を使わないことをもったいなく感じ、家族会員を使って割引をしてもらおうという心理になりやすくなります。

また、家族割引があることで、月々の金銭的な負担が減少され、結果として、継続率の上昇にも貢献します。

メリット③ 退会率が低くなる

家族が同じ習い事をすることで、家庭の中で共通の話題が生まれます。
そのような話題があることで、普段の会話やコミュニケーションが増え、家族の絆が強まります。

そして、道場のおかげで、家族の絆が強まることで、会員の満足度が高まり結果として退会率の減少に繋がります。

また、同じ道場に複数の家族があることで、他の家族とも親しくなる機会が増え、道場全体のコミュニティがより密接なものになります。
共通の目標や子供たちの成長を共有する場として道場が機能することで道場の価値がますます高まります。

まとめ

今回のコラムでは家族会員を取り入れるメリット3選をご紹介しました。

道場の会員増加というメリットもありますが、それ以上に普段の稽古を通して家族の絆が深まることで道場の価値も高まります。

まだ、家族会員を作っていない道場はぜひ一度検討してみてください。